前職では金融機関において海外投資運用を担当。この先30年、自分がより心を動かされる商材で楽しみながらキャリアを築きたいと考え、新しい業界への挑戦を決意しました。海外マーケティングのポジションで複数の会社と迷いましたが、最終的な決め手は、「商材に熱意を持てるかどうか」でした。私の理想とするマーケター像は、自分が価値を信じる商品を、お客さま目線で誠実に世の中へ発信していることです。各社の商品を並べ比べ、自分が売る姿を想像しながら悩みましたが、最終的には、プラモデルの「手作りの楽しさや創造力を育む」という側面に大きな価値を感じ、バンダイを選びました。
現在はプラモデルの海外マーケティングを担当。単に商品が売れれば良いのではなく、遊びの魅力の伝え方や、プラモデルを文化としてどのように根付かせるかという視点を大切にしています。エリアによって文化や市場の成熟度、競争条件が異なり、市場理解がとても大切なため、現地のイベントや売場に足を運び、担当エリアの状況把握に努めています。入社直後に行ったテキサス出張が、今の仕事の進め方の原点で、現地のお客さまや売場と相対することで、自分たちができていないこと、足りていないこと、あるいは商売のポテンシャルを直接感じ取ることができました。以降は、常に現場で得た学びをもって、現実的な課題解決のアイデアを考えることを心掛けています。
1人ひとりの意見を積極的に肯定するカルチャーがあり、年次や職責を問わず、みんなが活発に意見を発信しています。入社間もない私の意見や提案も、真剣に受け止めてくれる職場です。実際、入社4週間で海外イベントの改善施策を提案した際、チームメンバーがすぐに具体的な計画を一緒に検討してくれ、4ヶ月後にはその改善策を導入することができました。良いアイデアが経験年数に関わらず採用されるだけでなく、バンダイではそのアイデアを発信しやすい雰囲気があることが大きな魅力です。
入社前に一番心配だったのが、ガンダムをはじめ、IPの知識が無いことでした。IPを知らなければ商品の魅力を発信することはできないので、その勉強はやはり大変です。会議ではキャラクター名が当たり前のように飛び交うのですが、当初は全くついていけませんでした。そこで、まずはガンダムのアニメを観ることから始め、関連するSF作品や話題のアニメを観漁りました。最初は仕事の一環として観ていましたが、いつの間にかアニメにハマってしまい、今では半分趣味感覚で、仕事とプライベートの垣根が心地よいバランスでなくなってきていると感じます。
入社前はプラモデルを触ったことすらありませんでしたが、「子供から大人まで熱中する図り知れない魅力があるはず(自分もハマれるはず…!?)」という直感を信じて飛び込みました。結果、バンダイのプラモデルが世界中のファンの方々から愛されていることを日々感じ、商品への愛着と誇りをもって仕事ができているので、あの直感は間違っていなかったと感じます。
担当している英国は、プラモデル市場を文字通りゼロから積み上げていくフェーズのエリアです。ここで、新規市場開拓の知見を積み上げ、その経験を新しい地域での市場拡大・開拓に活かすことで、バンダイのプラモデルの世界での配荷拡大をリードしていきたいです。
※始業・終業時間を定めていないフレックス制を導入しています。
会社の近くに住んでいるので、通勤時間は20分程度。朝は比較的のんびり家を出ます。
米国販社メンバーとオンライン会議。タスクの進捗確認やトピックスを共有します。
欧州担当メンバーと、商品のマーケティング施策を検討。デスクに商品を並べ、手に取りながら打ち合わせをします。
社食もありますが、チームメンバーと三田の飲食店を開拓することが多いです。他の事業部の友人からおすすめのお店を教えてもらったりして、レパートリーを増やしています。
海外の客先との商談に使うスライド資料を作成します。海外販社のセールス担当者とも意見交換をしながら、商品の魅力だけでなく、プラモデル遊びの訴求にどのように貢献する商品であるかを伝える資料にします。
デザインチーム、版権元様と連携しながら、受注用のセールスカタログのローカライズ(翻訳、校正確認など)を行います。受注開始に間に合うようスケジュール勝負で作業をします。
海外イベントのために、展示サンプルや販促物の手配をします。海外販社メンバーとやり取りをしながら、サンプル選定やサンプル塗装のディテールなどを確認します。
新商品の発売時には、国内市場の勉強や売場理解のために売場を巡回します。特にインバウンドのお客さまの購買行動は、海外のマーケティング施策を考える際のヒントにもなるのでよく観察しています。売場で得た気づきはチーム内で共有し、販促改善やマーケティング施策の策定に役立てています。
前もって、早めに帰る日、残業する日などと決めて、スケジュールをブロックすることが多いです。早めに帰った日に、貯めていたアニメを視聴するが楽しみです。