前職では、スポーツホビーの企画開発、海外商品の日本向けローカライズなど、主にキャラクターを用いない玩具を中心に関わってきました。そんな中で、人々の生活の中にIPが身近に入り込んでいることを体感し、エンターテインメントに対して様々な切り口からアプローチができる環境で成長したいと考えるようになったことがバンダイへ転職したきっかけです。
転職して1年目は、キャンディ事業部の食玩チームに配属され、「クーナッツシリーズ」の企画開発を担当しました。関係各社様と一丸となって作り上げた思い出深い商品で、コレクションフォーマットを手掛けることに初めて挑戦しました。企画業務以外にも中国の生産工場でモノづくりの現場を学ぶ機会にも恵まれ、バンダイ生活のスタートは色濃いものとなりました。
そうやって丹精込めて発売した商品は、お店やSNSでお客さまが手に取ってくださる姿が見られるので、日常のふとした瞬間にこの仕事をしていて良かったと実感することが多々あります。
その後、ジョブローテーションでトイ部門に異動し、
「仮面ライダー」玩具の企画開発や「仮面ライダーストア」の店舗企画を担当するなど、今までとは異なる視点でIPの楽しみ方を考えることに携り、業務の幅はどんどん広がっていきました。念願だった"仮面ライダー"と"カワイイ"世界観とを融合させた企画を商品化できたのも嬉しかったことの1つです。
そして、転職6年目で「プリキュア」玩具の企画開発を担当していた頃に、産休・育休を取得しました。
出産前からチームメンバーにたくさんサポートしていただき、安心感に繋がったことを本当に感謝していますし、復帰の際にも「おかえり!」とあたたかく迎えてもらったことも社風なのかなと思います。復帰後には再びプリキュア商品の企画開発を担当すると共に、チーフという役職に役割が変化しました。番組連動商品の企画開発は、番組制作会社やデザイン会社の方々などたくさんの方が関わるお仕事なので、ともに作り上げていく視点はとても大切になります。自分の経験を後輩たちに伝えながらチームとして一丸となり成長していきたいです。
自分がやってみたいことを発信するとポジティブに受け止めてもらえますし、チャレンジする機会に恵まれている会社だと感じています。企画開発は正解がないですし、スピード感も必要。社内外を巻き込みながら進めていくことも多いため、時には高い壁にぶつかることもあります。でも社員の方々はそんな困難さえ楽しんで前に進めていく方が多いので、とても刺激があります。もし「こんなことがやりたい」と温めている気持ちがある方は、ぜひバンダイの扉を叩いて欲しいなと思います。私自身は、転職したきっかけの一つでもありますが、バンダイ発信のオリジナルIP創出にいつか携りたい、そんな気持ちを今でも持ち続けています。