小さい頃からガンプラが大好き。その思いを秘めたまま、社会人になってからは生産技術の現場で金型を用いたプラスチックの成形手法である「射出成形」に関わっていました。日々スキルを磨き続け、射出成形技能士1級の資格も取得して自信がついた頃、「今の自分ならガンプラの生産に関わり、貢献できるのではないか」と思い、満を持して転職しました。
バンダイホビーセンターに来て驚いたことは、プラモデルの生産量とスピード感です。思っていた以上に膨大な生産量であり、その生産体制も卓越していたことに驚きがありました。昨今はガンプラの需要が急拡大していますが、お客さまの手元にお届けできるようにあらゆる打ち手を考え、迅速に決断、実行して商品を供給していく姿勢は、まさにファンを思ってのことだと実感しています。
現在は、金型・成形チームの成形担当として、射出成形による機械立ち上げ、生産計画立案や作業人員配置を行っています。1つの金型に4つの色、4つの異なる素材を同時に成形できる「多色成形」のノウハウは、世界中を探してもバンダイホビーセンターにしかなく、その技術に触れられることをとても魅力に感じます。さらには大好きなプラモデルを常に身近に感じられるため、仕事の中に楽しさややりがいが溢れていますね。生産したプラモデルがお店に並び、それをお客さまが手に取ってくださる光景を見ると本当に嬉しく思います。
転職後、ガンプラの世界的な需要増に応える形で、ホビーセンターの新工場が設立されました。新たに導入した多色成形機を順次立ち上げ、無事生産の軌道に乗せられた安堵感は今でもよく覚えています。
生産量の底上げに加え、クオリティにもこだわっています。特にガンプラファンである自分はいちユーザーとしての目線を大切に、ガンプラの細部までチェックしてさらにカッコよくなるよう設定を細かく調整。技術と気持ちをモノづくりに反映させています。
私自身は基礎となる知識を持って入社しましたが、必ずしもそうでなくて良いと感じます。入社後の教育体制も整っていますし、異業種からの転職を歓迎する社風なので、迷わず入社して欲しいですね。必要なのは、プラモデルが好き、玩具が好き、エンターテインメントが好き…と、何かが“好き”な気持ち。それさえあれば、全く関係のないように感じられる知識や個性も仕事の中に活かすことができます。バンダイ・BANDAI SPIRITSはまさにそんな会社です。
※始業・終業時間を定めていないフレックス制を導入しています。
昨日から今朝にかけての生産状況を、現場作業員から伝達してもらいます。
状況に応じて優先事項をつけ、準じ判断・対応を行います。
社内、また協力会社様からのメールを確認します。
商品の仕様や品質、納期に関わる情報が共有されているので、
見落としが発生しない様に確認を行っております。
成形機の操作を行い、射出成形による機械立ち上げを行います。
安定した生産が出来るように、4色成形特有の複雑な設定や、付帯設備の調整を行います。
金型・成形チーム全体で会議を行います。
金型の製作状況や成形進捗、不具合情報を共有し、商品の発売に向けた生産計画に問題が無いか確認を行います。
バンダイホビーセンターの社員食堂で食事をとります。
他メンバーとの談笑や自身の時間を作る等、リフレッシュしています。
成形しているランナーの品質を確認します。
お客さまが実際に手に取られるランナーに対して、異常が発生していないか、目視確認また検査機械を使用して検品を行います。
生産ラインで発生した成形不具合情報を、生産戦略チームや設計チームへ情報共有します。
不具合に対して各チームの視点で協議し、対策の打ち手を検討致します。
機械の稼働状況や不具合情報を分析します。
生産システムにより情報は自動的に集約され、各情報の分析により生産稼働率の向上や不具合原因の究明を行います。
成形工程に問題がないか確認し、必要であれば調整を行います。
成形品の納期を順守した効率の良い工程を組み立てます。
バンダイ模型部の活動がある日は、
個人で制作した模型を持ち寄ったり、撮影した写真で好きを共有したり、楽しんでいます。
