アンケート結果

1999年12月 お子様に結婚して欲しい年齢はいくつですか?

調査概要

調査方法: 雑誌や新聞等でのハガキ及びインターネット上でのアンケート付きプレゼント企画の応募ハガキよりランダムに抽出
  実施期間: 1999年12月
  質問内容: お子様が結婚するとしたら何歳でしてほしいですか?
  有効回答数: 426人

年齢内訳
0~2歳 60人
3~5歳 87人
6~8歳 32人
9歳~ 15人
---------------
計 194人


年齢内訳
0~2歳 93人
3~5歳 83人
6~8歳 34人
9歳~ 22人
-------------
計 232人




  
『お子様が結婚するとしたら何歳でしてほしいですか?』

アンケート総合結果

男児 (194人中複数回答含む) 女児 (232人中複数回答含む)
18~20歳   3.1%
21~23歳   3.6%
24~26歳  33.2%
27~29歳  30.6%
30~32歳  28.1%
その他      1.4%
18歳      1.3%
18~20歳  10.8%
21~23歳  25.9%
24~26歳  40.1%
27~29歳  16.8%
30~32歳   4.7%
その他      0.4%


*その他・・・その時代の結婚年齢 何歳でも 等

アンケート回答から

こども
希望年齢
理  由
親結婚年齢
26
自分がしっかりした大人になってから結婚してほしい。  
27
大人として自立してからしてほしい。  
28
自分が遅かったので早く結婚して若いパパ・ママになってほしい。  
30
責任感が充分ある年齢になっているから  
30
仕事も安定し経済力がついている頃だから  
30
充分働いて結婚資金を自分で出してほしい  
30
世間がわかって奥さんに迷惑をかけてほしくないから  
平均年齢
その時代の平均年齢で結婚してもらえると安心  
何歳でも
定職につき自分に自信が持てるようになっってから  
20
妹のように娘を育てていてとても楽しいから
20
20
若いおばあちゃんと呼ばれたいから  
20
自分が元気なうちに孫の顔を見たいから  
23
孫と一緒に遊ぶ体力を考えると早くしてほしい
23
24
社会人になって社会の厳しさを味わってからしてほしい
24
24
ドレスも着物も無理なくにあう年齢で、かつ家事等多少失敗があっても許されそうだから
24
25
自分と同じ年齢で結婚してほしい
25
25
自分が早くて遊べなかったので
20
27
社会に出て活躍してから結婚してほしいが、30過ぎるとこどもを産むのが大変になるので  
28
あまり早いと父親が悲しむから  
28
社会人になっていろいろな経験を積んでほしいから  
29
早めに結婚して独身の友達の自由さがうらやましい
25
30まで
自分が早かったので恋を沢山していい男性と巡りあってほしい
21
30
結婚するとなかなか自分の時間を持てないので、いろいろなことを経験してほしい  
30
あまり早くから苦労をしてほしくないから  
何歳でも
好きな人と一生をともにすることだから年齢は関係ない  

このアンケートについて「こども調査研究所」の渡部尚美さんから次のとおりのコメントをいただいております。

こどもが結婚するとしたら何歳でしてほしいか

 「一応」というただし書き付きではありますが、「豊かな社会」に私達は生きていると言われています。しかし、それは「とりあえず当面飢える心配がない」というレベルでしかないわけで、私たちは「次」を目指して今、歩き始めているのだと思います。「次」とは、生き方の選択肢の多い社会、多様な人生を一人一人が自由に選んで、イキイキと生きることができる社会なのかもしれません。
 そこでは、個人個人が「人なみ」であることを目指すのではなく、「自分らしくある」ことが目指される社会がイメージされます。西部ライオンズの松坂大輔くんや、700万枚ものCDが買われた宇多田ヒカルさんが、一躍国民的スターとして受け入れられたのは、「好きなことを楽しみながら一生懸命やってきて、気がついたらプロフェッショナルの中でも抜きん出ていた」というような気配が2人の自然体の笑顔から感じられるからではないでしょうか。
 もちろん、誰もが松坂くんや宇多田さんのように才能や、才能を開花できるチャンスに恵まれるわけではないでしょうかが、少なくとも、「好きなことばかりしていられるほど世間は甘くない」とか「苦あれば楽あり」といった考え方だけではなく。「好きなことだから苦労と思わない」「自分の好きなことで誰かの役に立てるならそうしたい」というような生き方だってこれからは「あり」になってきたのではないでしょうか。
 こどもに、人なみの結婚を望むのは、親として自然なことだとは思います。けれども、こどもたちや若者たちが「人なみ」よりも「自分らしく」生きることを目指しはじめ、また、それが実現する可能性のある社会になりはじめていることを知っておくことも大切なことはないでしょうか。