アンケート結果

2002年6月 お子様と雨の日の楽しい過ごし方は?

調査概要

調査方法: 雑誌や新聞等でのハガキ及びインターネット上でのアンケート付きプレゼント企画の応募ハガキよりランダムに抽出
  実施期間: 2002年6月
  質問内容: お子様と雨の日の楽しい過ごし方は?
  有効回答数: 2,781人(ハガキ1,617人、ホームページ1,164人)

年齢内訳
0~2歳 460人
3~5歳 553人
6~8歳 325人
9~11歳 161人
12歳~ 37人
---------------
計 1,536人


年齢内訳
0~2歳 366人
3~5歳 418人
6~8歳 297人
9~12歳 142人
12~15歳 22人
-------------
計 1,245人




  %はその人数÷回答数で、その過ごし方をするこどもの割合 複数回答あり
  ※回答数が回答人数より下回る場合は回答数で割る
『雨の日の楽しい過ごし方は?』

男女全体集計 (回答人数2,781人 回答数5,072 複数解答含む)

 ◎その他 2,421人

男児全体集計  (回答人数1,536人 回答数2,862)

 ◎その他 1,324人

女児 全体集計  (回答人数1,245人回答数2,210)

 ◎その他 1,040人

男女 年齢別集計結果

0~2歳男児   0~2歳女児
(回答人数460人 回答数840)
(回答人数366人 回答数706)
1 おもちゃで遊ぶ 107人 23.3 1 ビデオを見る 115人 31.4
2 ビデオを見る 85人 18.5 2 おもちゃで遊ぶ 61人
16.7
3 本を読む 75人 16.3 3 本を読む 56人 15.3
4 散歩をする 40人 8.7 4 歌を歌う・カラオケ 31人 8.5
5 絵を描く 36人 7.8 4 絵を描く 31人 8.5
3~5歳男児 3~5歳女児
(回答人数533人 回答数1.073)
(回答人数418人 回答数635)
1 ビデオを見る 129人 23.3 1 ビデオを見る 54人 12.9
2 おもちゃで遊ぶ 90人 16.3 2 お菓子・料理を作る 54人
12.9
3 ごっこ遊びをする 70人 12.7 3 絵を描く 45人 10.8
4 絵を描く 52人 9.4 4 ごっこ遊びをする 37人 8.9
5 本を読む 50人 9.0 5 外で遊ぶ(水たまり) 36人 8.6
          5 散歩に行く 36人 8.6
6~8歳男児 6~8歳女児
(回答人数325人 回答数607)
(回答人数297人 回答数549)
1 ゲームをする 61人 18.8 1 ゲームをする 50人 16.8
2 トランプをする 52人 16.0 2 お菓子・料理を作る 49人
16.5
3 TVゲームをする 45人 13.8 3 トランプをする 41人 13.8
4 ビデオを見る 42人 12.9 4 ビデオを見る 39人 13.1
5 おもちゃで遊ぶ 38人 11.7 5 絵を描く 24人 8.1
9~11歳男児 9~11歳女児
(回答人数161人 回答数287)
(回答人数142人 回答数282)
1 ゲームをする 35人 21.7 1 トランプをする 31人 21.8
2 TVゲームをする 34人 21.1 2 お菓子・料理を作る 30人
21.1
3 トランプをする 30人 18.6 3 ゲームをする 23人 16.2
4 ビデオを見る 23人 14.3 4 TVゲームをする 20人 14.1
5 ボードゲームをする 15人 9.3 5 ビデオを見る 18人 12.7
12歳男児 12歳女児
(回答人数37人 回答数55)
(回答人数22人 回答数41)
1 ゲームをする 11人 29.7 1 ゲームをする 6人 27.3
2 TVゲームをする 8人 21.6 2 お菓子・料理を作る 5人
22.7
3 トランプをする 6人 16.2 3 ビデオを見る 5人 22.7
4 お菓子・料理を作る 5人 13.5 4 TVゲームをする 4人 18.2
4 ビデオを見る 5人 13.5 4 トランプをする 4人 18.2

 
調査結果概要1

男児、女児ともに1位は「ビデオを見る」
2位には男児「おもちゃで遊ぶ」女児は「お菓子・料理を作る」が続く

 今回のアンケートでは、男女ともに「ビデオを見る」が1位となった。年齢別に見ると男女それぞれ0~5歳までが多く、それぞれこどもたちが好きなキャラクターもののビデオを見るという親子が多かった。
 男児全体2位の「おもちゃで遊ぶ」も同様で、0~5歳で上位に入っている。こちらも好きなキャラクターのおもちゃで遊ぶという回答が多く、この年齢の男児は、天候に関係なく好きなキャラクターに関わる遊びをしているということが伺える。ちなみに女児では7位という結果になっている。
 男児全体で3位の「ゲームをする」は、6位の「テレビゲームをする」とは違い、テレビ番組の中ではやっているゲームや、しりとりゲームなどで家族揃って楽しんでいるようだ。
 女児全体で2位の「お菓子・料理を作る」は、普段なかなかこどもと一緒に料理を作れないお母さんたちが、楽しみながら料理を作っているようだ。

雨の日ならでは「外で遊ぶ(水たまり)」なども10位に

 「外で遊ぶ(水たまり)」は雨の日だからこそ出来る遊びだ。親たちには洋服が汚れたりすることから不評のようだが、男女全体では10位に入るなど健闘を見せた。
 また、「雨音を聞く」「雨の日の昆虫・生き物探し」といった回答も多く見られた。

 今回の調査から、家の中でも外でも、雨の日をそれぞれの家庭で楽しく過ごしているように感じられた。


調査結果概要2

コメントをいただいております

 「こども(できれば大人も)は手ぶらであるほうがいい」と思っています。荷物に手をふさがれていては、好奇心のおもむくままに、何かに心を奪われて夢中になることがむずかしくなるからです。
 私はレイン・ハットとレインコートを愛用していますが、多少の雨なら傘をささずに歩くのもいいものです。いつもより人通りの少ない道をわしわし歩くと、なんだかうれしくなってきます。
 「晴耕雨読」という語があるように、少し前まで私たちの暮らしとお天気は一体化したものになってきた一方で、私たちと自然の間に隔たりができました。「恵みの雨」が何を恵んでくれているのかを感じることがなくなり、そのため雨は単に鬱陶しくて面倒な天候のように思われがちです。
 データにも「雨で外で遊べないから、せめて家中でビデオやおもちゃで楽しく過ごさせたい」という親心があらわれているようです。
 エアコンには、「快適な室内をつくりだす一方で、不快な室外もつくりだす」という側面があります。同じように、自分で気がつかないうちに、雨の日にも「快適な室内と不快な室外」との間に心の隔壁を設けてはいないでしょうか。
 ですから、それほど上位ではありませんが「外で遊ぶ(水たまり)」「雨音を聞く」「雨の日の昆虫・生き物探し」など、こどもたちが雨を身体で感じながら尚かつ楽しんでいる様子が報告されているのは、やはりうれしいことです。
 21世紀は「共棲の時代」とも言われています。異質な両者を隔てるよりも、共に生きようとすることが、世界的に望まれつつある時代のようです。私たちも、雨を不快な異物として排除しようとするよりも、おいしい作物をもたらしてくれるありがたい恵みに対する感謝を静かに心の底の方に持ちながら、雨の日ならではの楽しさを肯定する気持ちを大切にしたいですね。